1961-02-21 第38回国会 参議院 農林水産委員会 第8号
ところがそういうような問題が、曲がりかどに来ている農業を立て直すのだという基本法、憲法ともみなすべき基本決があとになって、先に予算案が出て、それから政策が出ていくという、ちょっと主客転倒というような感じがある、これは普通のときならいいのですが、特に農業危機が叫ばれているときだけに、今回の政府の措置としては、少しく遺憾の点があったのではないか、こういうふうに考えますが、こういう点の矛盾については、どういうようにお
ところがそういうような問題が、曲がりかどに来ている農業を立て直すのだという基本法、憲法ともみなすべき基本決があとになって、先に予算案が出て、それから政策が出ていくという、ちょっと主客転倒というような感じがある、これは普通のときならいいのですが、特に農業危機が叫ばれているときだけに、今回の政府の措置としては、少しく遺憾の点があったのではないか、こういうふうに考えますが、こういう点の矛盾については、どういうようにお
○国務大臣(清瀬一郎君) 文にありまする通り日本国憲法、わけてもその平和主義、人権主義に発しているということは、基本決自身が響いているのであります。で、憲法調査会その他の方法で新たに憲法を改正するという論がありましても、基本人権のことについてはわれわれは改正さるるものとは思っていません。
さらに今回の地方配付税にいたしましても、やはり基本決であるべき地方財政委員会法がまだ提案されておらない状態であるが、政府はどういうお考えをお持ちになつておるのか、私どもには実はわからぬのであります。施行する基本法が出ないで、そしていたずらに、という言葉を使うと、あるいは怒られるかも知れませんが、その基本法からしてまだわれわれは審議しておらぬ。